リンゴアメとキミ

珍しいこともあんだな。

いつもは俺が瑠雨を迎えに行ってんのに

そんなことを思いながら

部屋を出て下に降りて行った

玄関には瑠雨と母さんが居た…。

母さんは洗濯物を干していたみたいで

健康サンダルを履いていて片手には俺のパンツを持っていた。

って!!パンツ!?

やべぇ…。

瑠雨に見られちまう!!

俺は急いで母さんの元へと駆け寄り

母さんの手から

バッとパンツを奪った。

「春輝なにすんの?まだ洗濯物干し終わってないんだから!!」

そう言って俺の手からパンツを取り上げた。

母さん…ニブいのにもほどがあんだろ!?

母さんの斜め後ろには瑠雨が立ってんだぞ!?

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