リンゴアメとキミ
でも…なんとなく
瑠雨の言おうとしてることがわかった俺…。
『やっぱり見られちまったか~!!』
そう言って恥ずかしい気持ちを隠しきれずに
瑠雨の手を離して
両手で頭を抱えると
その場にしゃがみこんだ
ハンパねぇくらいはずくて顔が熱い。
「ごめんね?見るつもりはなかったんだけど…春輝のお母さんがたまたま持ってるの見ちゃって…」
『……。』
瑠雨の顔が見れない俺…
何も言えずにいまだにまだしゃがみこんでいる俺…
「でっでも、かっ…可愛かったよ?」
可愛かった?
瑠雨の言葉に頭を抱えるのをやめて顔を上げ立ち上がる。
瑠雨の顔を見るとまだ真っ赤だった。