リンゴアメとキミ
『ごめんな?瑠雨…俺寂しい思い…さしてたんだよな?』
俺がそう言うと涙を流しながら頷いた。
『渡したいもんがあるんだ…。とりあえず部屋に上がらして?』
瑠雨の涙を拭ってやりながらそう声をかける。
「うん…。」
小さく返事をした瑠雨
でもその返事はちゃんと聞き取れた。
そして俺たちは
瑠雨の部屋に着くまで
特に何も話さなかった
先に部屋に入った瑠雨…。
後に続いて俺も入る。
そして瑠雨を後ろから
そっと優しく抱きしめた
『瑠雨…本当にごめん。不安にさせちまったよな?寂しかったよな。俺…マジで瑠雨が大好きだよ。』
「春‥輝…」
そう言って俺の腕に優しく触れた瑠雨…
その手は震えていた。
「信じていいの?信じても…大丈夫?」
そう言って瑠雨は顔を
後ろから抱きしめてる俺に向けると
不安げな瞳で俺を見つめてきた