リンゴアメとキミ

『じゃあ、食べて?』

俺がそう言うと

「えっと、うん!!いっ…いただきます!!」

と言い明らかに瑠雨の口よりも大きいりんご飴をほおばった。

息すんの苦しそうだな…。(苦笑)

そんなことを思いながら

瑠雨のりんご飴を必死にほおばってる様子を

苦笑いをこぼしながら見る俺…。

でもすっげぇ嬉しい。

瑠雨が俺の作ったりんご飴を

食べてくれてるのを見てるだけで

俺の心は満たされる。

『瑠雨…うまいか?』

そう聞くと

にっこり笑って

「めちゃくちゃおいしい!!春輝プロになれるよ♪」

と言ってくれた…。

『ばぁ~か!恥ずかしいこと言ってんじゃねぇよ!照れんだろ?』

そう言って瑠雨にキスをした…。

優しく…。

この瞬間がいまだにドキドキする。

瑠雨にキスするの…。

こんな俺ってまだまだガキかな?

慣れねぇんだよ。

顔を近づけるだけで

心臓が今にも爆発しちまいそうなんだから…。

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