リンゴアメとキミ
『////っ…ぶっちゃけて言うと恥ずかしいんだよ!!照れクセェんだよ!!余裕ぶってたいんだよ!!』
「春輝…?」
俺のまとまりがないゴチャゴチャな日本語に困惑の表情を浮かべる瑠雨…
『あ~もう!!うまくまとまんねぇ!!////』
そう叫んで頭をガシガシしてその場にしゃがみこむ。
目線は床に向いてる。
「春輝…?」
またも俺の名前を呼ぶ瑠雨
そして俺の前に来た。
影で分かった。
見上げると瑠雨が俺を不思議そうに見下ろしていた…。
瑠雨は正座してるみたいだ。
当然しゃがみこんでる俺よりも目線は高くなる。
『だから…キスすんのもいっぱいいっぱいなんだよ!!まじ俺カッコわりぃ。ハズいこと言わせんな!!////』
俺が目線を上げてそう言うと
「////…可愛い…」
真っ赤な顔をした瑠雨がそうポツリと言った…。
『は!?可愛い?』
俺が眉間にシワを寄せてそう聞き返すと
「うん!!春輝スッゴい可愛いよ!!////大好き!!」
そう言って抱きついてきた。
可愛い?俺が!?
ってかほめられてんのか?コレ…?
『瑠雨?』
「私…だっていっぱいいっぱいなんだよ?」
『え?』
「キスするだけでも顔から火が出るんじゃないかってくらい…熱くなるし。だから…私だって照れくさいし…恥ずかしいんだよ?」
『瑠雨…』
「だから…だから不安になるの!こんな私…めんどくさくないかって…目逸らされると俯かれると…なんだか私とキスするの嫌になったのかな?って…」