リンゴアメとキミ
なんだか長くなりそう…
そう感じた俺は
『あっ!!そういや俺…母さんに頼みごとされてたんだ!じゃあ、帰るな!』
今、思い出したように
そう言って
その場から立ち上がり
瑠雨の頭を撫でて
部屋を出て行った。
瑠雨は呆然としていた。
瑠雨は食べ物関係の話になると何時間もしゃべりまくる。
悪いけど…聞き役ばかりは…。勘弁。
家が隣だからすぐに着いた。
母さんに頼みごとなんてされてない俺は
すぐに自分の部屋に行って机の上にある
ノートパソコンを開いた
ボタンを押して電源を入れる
このノートパソコンは
親父からのおさがり。
親父はもう機能が良い最新型のノートパソコンを購入したから。
親父が今持っているノートパソコンとは比べものにはならないけど
調べものをするときくらいにしか使わない俺には充分すぎるくらい便利。