何様!?執事様!!


「神の血か?」


「はい」



フッと外を見て鼻で笑うハビ。




「神の血など関係ない。現に今の状況がそうだろう…」



窓の外を見ると廃れた街。


貧困に苦しむ村々が後を絶たない現状。



政治は独立し勝手な政治を繰り返す。



神などという存在はとうに消えていた。



今は代々続く"ロザリオ"の名もただの上級貴族 程度になっていた。




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