何様!?執事様!!


かれこれ2時間はこのお話。



さすがに飽き飽き。



「お嬢様!聞いていらっしゃいますか!?」



「聞いてる 聞いてる」



口ではそんな事を言っているジュナだが、トータスにして見たら とてもそうは見えない。



つくえに肩肘を乗せ 目線の先には窓から見える鳥を追っている。



これで"聞いてる"と言われても説得力に欠ける。




「お嬢様 今日の訪問は中止いたしましょう」



トータスは大きなため息を吐いた。



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