何様!?執事様!!


結婚しないでずっとトータスの傍にいる。



ずっと心の中でそう決めてきた。




「…お嬢様 我が儘ばかり言っていられません」



わかってる。


それは自分が1番わかってる。



後継者が必要…


トータスが言いたいのは、この事。



あたしの血を受け継いで次に繋げる。



それは立派なあたしの務め。



逃れられない現実。



ジュナは溢れ出てきそうな涙をグッとこらえた。



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