何様!?執事様!!
ベッドが軽く沈みジュナは顔をあげた。
優しく包みこまれた華奢な身体。
「ご安心ください 私はいつまでもお嬢様のお傍におります」
トータスの大きく温かな手がジュナの頭を撫でる。
ジュナはトータスの背中に腕を回し涙を流した。
決して結ばれない恋。
どうにもならない現実。
見えないもののプレッシャー。
だからジュナは その現実から一瞬でも逃れるために
まだ幼き自由だったあの頃の夢を見たのだろう・・・・。
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