何様!?執事様!!


「だってそうじゃない!始めから、誰でもよかったって事は、あたしじゃなくてもよかったって事でしょ?」



「………」



「それに比べてあたしは、始めから選択の余地もなく、トータスだけだった!」


何を言っているのかジュナ自身 分からなかったが、無償に何かを言いたくてしかたなかった。




「お前は泣いたり、怒ったり忙しい奴だな……」



さっきの言葉を完璧スルーしたトータスは盛大なため息を一つ吐いた。






.
< 197 / 207 >

この作品をシェア

pagetop