何様!?執事様!!


「ねぇ、何処に行くの?」


大きな瞳が揺らぐ。



「厨房にございます」


「厨房?トータスはいなくなるの?」



ジュナはベッドから起き上がりトータスの腕を掴む。


これは困ったお嬢様だ…。

まるで親鳥を探す雛のようだ。



不安に満ちたその瞳。



何とも弱々しい。



「少しの間だけでございます。」



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