恋 愛 パ レ ッ ト

「“性”じゃなくて“青”だろーが、この変態女」
「おや、こりゃ失敬」

ポカリと頭を殴られた。

「いったいな!何すんのよ!」
「いたいけな青少年にセクハラした罰だ」

オーバーに自分の体を抱きしめる真崎に私は鼻で笑う。

「いたいけ?全身男性器で出来てるようなアンタの一体どこがいたいけなんですか~?」
「逆セクハラしてくるどこぞの変態女にだけは言われたくねぇな」


途端、私たちの間にパチッと火花が飛び散った。

一ヶ月前、席替えしたが運の尽き。何かと突っかかってくる真崎に反応する私という恒例な図が完成するのに時間はかからなかった。


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