私の秘密と恋愛
なんとなくこの先生に話してもいいかなっと思った。
だから昨日のことを話してみた。
途中、上手く言葉が紡げなかったりしたけど
ゆっくりでいいよっと安心させてくれたから落ち着いて話すことができた。
全部話し終わると先生は
『あなたのお仕事がどれだけ大変か分からない。
でも、そんなこと言われたならそれを見つければいいのよ!
あなたに足りないものは何か。
それは自分自身で見つけることなのよ。
そんなことでいちいち落ち込んでたらアイドルにはなれないわよ!
アイドルは常に笑顔じゃなきゃ。ね?笑って。』
先生の言葉は私の心に広がって自然と笑顔になれた。
「先生!ありがとう。」
『どういたしまして。さぁ教室に戻ったら?きっとお友達が心配してるわよ!』
「ありがとうございました。」
『またなんかあったら来てね?』
「はい。」
私は保健室を出ると教室に向かって歩き出した。