私の秘密と恋愛
「謙斗ー。屋上行こうぜ。」
『いいけど何かあったのか?』
コイツには昔から隠し事が通じねぇ。
「まぁな。」
俺は謙斗と屋上に来た。
『マジで?!』
隣でびっくりしてるのは謙斗。
「うん。」
さっきのことを全部言ったら驚かれた。
そりゃそうか。
『ってか何でそんな事言った訳』
「不機嫌だったから。」
『お前って奴は…』
呆れられてるし。
「んでどうしたらいい?一応謝った方がいいと思ぅんだけど…。」
『一応じゃなくて謝れ。』
「はい。どうやって謝ればいい?」
『放課後とか。あ!俺が協力してやろう。』
「マジ?!」
『あったりまえだ。』
「どうやって?」
『[放課後屋上に行って]って俺が言うからお前は謝れ。』
「はい。」
なぜか俺はコイツにだけ頭があがらない。
悔しいけど謙斗は昔からいい奴だから気にしなくなったなぁ。