私の秘密と恋愛


*勝輝*


俺が教室のドアを開けたとき目の前にこの間の女。


『あんた美弥は?一緒じゃないわけ?』


「知らない。どっか走ってったけど。」


俺しらねぇし。


『何してんのよ。また倒れたりしてたら…。』


倒れてる?


「あいつ元気だったけど。」


『そうだよ莉菜。迷ってるだけかもしんないし…ねっ?』


綺蘿が言う。


ん?


迷ってる?


まさか…


気付いたら走っていた。


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