私の秘密と恋愛


みんなで部屋に着いて一番に口を開いたのは綺蘿だった。


『美弥平気だよね…。死んだりしないよね…。』


泣きながら言った。


“死”その言葉でみんな固まったような感じになった。


『縁起でも無いこと言わないの!今一番頑張ってるのは美弥でしょ?美弥は今必死に闘ってるんだから…。』


結華が涙目になりながら訴えた。


『取りあえず今は思いっきり泣けよ!お前等我慢してんじゃねー。』


その言葉で我慢して涙が一気に溢れ出た。


結華も綺蘿も私も思いっきり泣いた。


初めて謙斗が男らしく見えたわ。


日が昇る位の時間まで泣きまくった。


いつの間にか3人とも眠っていた。


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