ドキドキ恋愛
「でもさ~、美羽って変わってるよね。」

そういってきたのは、奈央。

「なんで?」

「だってさ~、普通の女は、俺らのことみてキャーキャー言うのに、美羽は俺らが話しかけてるのに、ぜんぜん普通なんだもん。でも、俺はそっちのがいいけど・・・」

ヤバイ!みんな、キャーキャーいってるの!?そんなこと言ってもさ、いつもあんた達と会ってるしさ、いまさらキャーキャー言うってのも無理だよ!!

「それじゃ、授業始めるぞ!」

そういって、タイミングよく先生が入ってきた。助かった!
一時間の国語は、あっという間にすぎて休み時間になった。

「ねえ、ねえ!美羽ちゃん?」

「あ、あたし?」

「うん、ねえ友達にならない?あたし、水野凛(みずの りん)っていうの!凛って呼んで!」

凛って子は、おしゃれな子できれいな子だった。

「うん!あたしのことも、美羽でいいよ!」

「わかった!ってかさ、美羽って超可愛いよね!みんな男子が、見てるよ!」

「そんなことないよ!みんなが見てるのは、あたしが転校生だからだよ!」

「美羽・・・・って天然だったんだね」

それから、凛といろんな話をした。

放課後、先生に寮の部屋の鍵をもらった。
< 19 / 36 >

この作品をシェア

pagetop