ドキドキ恋愛

美羽side

転校してから、一週間が過ぎた。
といっても、学校に丸一日行けた日なんて、転校した日だけだったし・・・
まあ、もうすぐコンサートだからしょうがないんだけど・・・

「おはよ～！美羽、朝から来るなんてめずらしいね！」
凛と、仲良くなるまでにはそんなに時間がかからなかった。
里奈と、ちょっと似てるからかな？二人とも美人だし・・・そういえば、里奈に転校すること言ってなかったよな。急だったし。どうしよう・・・

「ちょっと！美羽！無視しないでよ～。せかっく、話せると思ってたのに！今日は、一日学校にいれるの？」

「ごめん～。凛。今日は久しぶりのオフなんだ～！」

「そう。なら、たくさん話せるね！」

「うん！あ！チャイムなっちゃった！またね、凛！」

凛や、クラスのみんなにはマネージャーをしてるっていってあるんだ。
誰のマネージャーかは、言えないって言って・・・ごめんね、凛。あたし、毎日凛や、クラスの人だましてるんだ・・・

「おはよ！美羽～。・・・どうしたの？そんなに暗い顔して」

そういって、あたしの顔をのぞいてきた奈央。
本当に、奈央はかわいいな～。その顔みてると、余計悲しいよ・・・