*あたしの好きな人*
「あ!」
ヤバイ。これじゃ完全にスッピンだ。
どうしよう。。。。
無理〜!
軽く化粧したほうがいいかな。
いいよね。
でもおかしいよね。
お風呂入ったのに。
今から寝るのに化粧なんて
しないよね普通。
あ〜どうしよ〜。
あたしは階段の下で
うろうろした。
「‥‥お前、そこで何やってんの?」
「えっ!うわ!龍!」
階段の上で龍はあたしを
変な人を見るような目で見ていた。
「‥‥いつからそこにいたの?」
「あ!って声が聞こえてから。」
一部始終見られてんじゃん。
「早くあがってこい。」
あたしはしぶしぶ龍の部屋に入った。
でも顔をあげられず下を向いた。
「俺も風呂いってくる。」
龍は出ていった。