*あたしの好きな人*
*1-4*
朝。
目が覚めて、昨日のことが夢だったんじゃないか、
なんて思うあたしがいた。
でもそんな気持ちは一気に消えた。
「あー!メール!」
そう。
桜井龍からメールが来ていたんだ。
新着メール1件
桜井龍
遅くにわりぃ。起きてたら返事して。
ガーンΣ( ̄□ ̄;)
爆睡してました。
もう、なんのために携帯握り締めてたんだか。。。。
あたしはすぐに返事をした。
おはようございます!ごめんなさい。昨日寝てました↓↓今日もまた会えるといいな。
送信!
って‥‥。あ‥‥‥‥。
あたし、なんかけっこう大胆なこと書いてない?
会えるといいな、なんて
おもいっきり好きみたいに思われそうじゃん!
‥‥そんなことないか。
まぁいいや。
好きなのはほんとのことだもん。
「ヤバっ!遅刻する!」
あたしは急いで準備をした。
今日からもう気は抜けないな。
桜井龍ファンには綺麗な人がたくさんいるし。
あたしだって負けてらんない!
化粧は派手になりすぎず、
でも完璧にして、
髪は巻いて、、、
よし!オッケー☆