*あたしの好きな人*
龍。。。。
今日一度でもいいからそう呼びたい。
龍。
ゲーセンに着くと、龍は子供のように目を輝かせた。
なんか可愛い。
いつもはクールにかっこいいのに、
こんな意外な一面を見せられたら
キュンってなってしまう。
どんどん好きになりそう。
「柚。なんか取ってやろーか?」
柚。
今、柚って言った。
柚ちゃんから柚に。
龍にとって、あたしって
どんな存在なんだろう。
「UFOキャッチャー得意なの?」
「まぁ見てなって。どれがいい?」
そう言われ、あたしは大好きな
ディズニーのぬいぐるみを指さした。
「あれ。あれがいい!」
「よし!待ってろ。」
龍はお金を入れて、真剣な眼差しをした。
「わぁー!!すごーい!一発!?」
「な?だから言ったろ?はい。」
龍はあたしにぬいぐるみを渡した。
ヤバ。嬉しい‥‥o(ж>▽<)y