*あたしの好きな人*
「なんで?何してんの?ってゆうかここどこ?」
「ちょっと、柚ちゃんテンパリすぎ!」
横山は笑って言った。
「説明して?‥‥あっ!痛っ!」
「あぁ、まだ動かないほうがいいよ。」
あたしは横山の話を聞こうと思い、ベッドから降りようとした。
その時、お腹とか腕とか‥‥
身体中に痛みが走った。
あたしは至るところにケガをしていた。
あ、そうだ。
あたし、篠山理穂たちにボコられたんだっけ。
「柚ちゃん、ごめんな。」
急に横山が謝った。
あたしの頭の中は、ハテナでいっぱい。
「俺さ、聞いちゃってさ、だから今日俺、柚ちゃん誘ったんだ。あの時その理由言ってればこんな目に合わなかったのにな。」
何言ってるのかわからない。
「‥‥言ってる意味がわかんないんだけど。」
そして横山は説明した。