いけい☆ミラクル
「お前、どこ行くんだよ。」

「プールに決まってるでしょ。私だって、査定あるんだから。」

「あいつと一緒に泳ぐのか?」

「うん、だって友達だもん。

…ていうか…気になるならあんたも来れば?」

「別にっ、気になんねーし!」

「あっそ。じゃあ私は行くから。

…査定、麻由の足引っ張るんじゃないわよ!」

私は我ながらかっこいい決めゼリフを昴に言い残して、今度こそ教室を後にした。

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