いけい☆ミラクル
残り8秒。昴は思い切りプール壁を蹴って泳ぎ始めた。

水飛沫が妙に綺麗。
それよりも…。

「なっ…何、あの速さっ…!」

よもや人間離れしたスピードに、プールにいる人全てが息を飲んだ。

昴は、猛スピードでゴール。
すかさずタイム係がテントに向かって叫んだ。

「4番レーン、30秒ぴったりです!」

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