いけい☆ミラクル

シリウスが返答に困っていると、朱光は自嘲気味に笑った。

「なれるわけないか…。

お姉ちゃんはちやほやされてないと気が済まないよね。

私が…お姉ちゃんの引き立て役でないと気が済まないよね。

だって、そのための妹だもんね。」

朱光は目に涙を溜めて、シリウスに叫んだ。

「お姉ちゃんなんか大嫌い！」