いけい☆ミラクル
「なによ、それっ!なんでそんな…。

入院なんて不測の事態よ?どうして勝手に減点されないといけないの?」

朱光の必死の訴えに、少し辛そうに眉をひそめるシリウスだったが、喉の奥から絞り出すように、震える声で言った。

「…規則…ですので…。」

その言葉を聞いた朱光は、愕然とシリウスを見ていた。

シリウスは朱光から目を逸らして、必死にその刺すような視線に耐えていた。

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