いけい☆ミラクル
私は必死で朱光を抱き締めるが、朱光は泣きながらうわ言のように「教えてお姉ちゃん…。」と呟き続けていた。

そんな朱光の様子に耐えられなくなったのか、込み上げる涙を見せないように、シリウスは保健室を飛び出して行った。

残されたアルカイドは、朱光を不憫そうに見つめていたが、至極淡々とした口振りで言った。

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