いけい☆ミラクル
病院を出てすぐ、私は朱光の携帯に電話した。

何度掛けても出ない。

それでも私は掛け続けた。
機械的な留守電の音声が聞こえても、何度も。

何度目のコールかはわからない。
だけど遂に、朱光は電話に出たのだった。

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