いけい☆ミラクル
「……いけい…?」

「今すぐ体育倉庫に来て。」

「…悪いけど…。」

「いいから来て!絶対来て!」

一方的に言うと、私は電話を切って、学校までの道を全力疾走した。

朱光はきっと来る。
来てくれると信じてる。

私はさっきの悠太の頼みと、朱光の昨日の傷ついた言葉を頭の中で反芻しながら走った。

< 353 / 400 >

この作品をシェア

pagetop