真夏の白昼夢

つまりは、普通なら俺なんかが付き合えないようなイイ女。

俺は黙ってナツキの用意してくれた食事に手をつけた。

味付けは少し薄目だけれどうまかった。


食事を終えて、ソファーに腰掛けてテレビを見ていた俺。

すると片付けを終えたナツキが、ちょこんと俺の隣に座った。

そしてそのままなんとも自然な動作で、俺の肩に頭をもたせ掛ける。

その一連の仕種はあまりに可愛く、自然だった。

思わず俺はナツキの肩に腕を回し、ナツキはなんてことのないようにテレビを観ていた。
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