真夏の白昼夢


次第に距離が縮まってきたように思える俺とナツキ。

もっともナツキは最初から近寄ってくれていたんだ。

俺が受け入れられないでいただけで。

契約を交わして三日目で、ようやく恋人らしくなってきた。


今日はスーパーに買い出しに行くと言うので、俺はいくらかお金を渡す。

食費を賄うことも、契約に組み込まれているのだ。

ナツキが恋人になる変わりに、生活の面倒は見てやる。
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