真夏の白昼夢

食後は二人でコーラを飲んだ。

ゴクゴクと喉を鳴らして飲み干してゆくナツキ。

フッと息をついたナツキに俺は言う。


「キスしていい?」


一瞬キョトンとしたナツキ。

右手に持っていたコーラの缶をテーブルにコトンと置く。

窓際からゆっくりと移動し、ソファーに居る俺の側に寄る。

からかうみたいに笑い、そっと囁いた。


「激しいの、しようか」


そのままナツキは唇を重ね、俺の首に腕をまわした。

舌がねじ込まれ、俺は負けじとそれに応える。

俺の中にある愛しさが増大し、堪らなく胸が熱い。
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