先生、執事、不良、幼なじみ、俺様……えーと、後なんだっけ。
リビングに戻り、いつもと変わらない感じに、朝食をたべる。
「真美ちゃん、お醤油とってー」
いつもと、変わらない感じに………。
「由香様。頬にご飯粒が」
いつもと…………。
ガタ、ガタタタッ。
「無理っ!絶対に無理ぃ!」
叫びながら立ち上がる。
「まず、お前!」
偽幼なじみに近寄る。
「ほえ。どしたの、真美ちゃん?」
「俊也だか、俊平だか、瞬獄殺か知らないけど!ひとんちでご飯をくぅな!ずぅずぅしすぎだろ!幼なじみといえども礼節をわきまえろ!親しい仲にも礼儀あり山あり谷ありだ!」
「由香様。ことわざが混ざってしまってますよ」
「次はお前だ、執事!朝から、由香様、由香様、由香様、ユパ様、由香様って、うるさいわ!しかも、意外にキャラ薄いんだよ!作者が使いづらいんだよ!」
「………そ、そんなことを言われましても」
「最後は、お前だ!この、このっ!」
段ボールにガンガン蹴りを入れる。
そのまま、家の外まで蹴り出した。
「ふーっ…………」
一日は、まだ始まったばかりだった。