先生、執事、不良、幼なじみ、俺様……えーと、後なんだっけ。
果てしなく、続く。
………いやはや、強いね。
たった一人で、大勢を圧倒する冬馬を見ながら、ほっとした。
廃材の上から、降りる。
下では、亀甲縛りの縄を解くのに、苦戦していた。
「あんたらねぇ、こーゆーのは、ちゃちゃっと………」
あれ。
「ちゃちゃっと……」
意外に。
「…………」
難しいぞ。
「ねぇ、なんか始めよりひどくなってない!?」
「うっさい、気の所為だ!」
やっぱり、こんな時は便利アイテムに頼ろう。
「執事、ライター」
文明の利器は使わなきゃ、損々。
しゅぼ。
じ、じじじじ………。
あれ。