先生、執事、不良、幼なじみ、俺様……えーと、後なんだっけ。
なんとなく、続く。
ピンポーン。
ありきたりなチャイムが鳴る。
…………。
だいたい、予想はできていた。
このハイペース、そろそろ、3人目が来る。
こうなったら、毒食らわば皿までだ。
自分の運命くらい自分で動かす。
メイドを振り払い、歩き出す。
私は、勢いよく玄関を開けた。
先生か、
不良か、
俺様か、
「すいません、宅配便です。ここにハンコかサインを………」
「うぉいっ!!」