雪と涙とアナタと~CASE1~
私がアナタと出逢ったのは、高校に入って少し後の話

勉強がより難しくなった為に通いだした塾

そこで私は初めてアナタに出逢ったのだ

文系に進む私がこの塾で取っていた科目は、英語と数学と国語

彼はその中の国語科担当の先生だった

歳は私より3つほど上

でも、見た目は塾の責任者以上に正社員っぽくて、貫禄があった

眼鏡をかけていて、少しふっくらした感じ

いつも少しタバコの匂いする人

彼は生徒と話すのが大好きで、初めて会った日から私にもよく声をかけてくれた

休憩時間にはひたすら、自分から生徒と思いっきり雑談する

それでも授業の時間になると、ちゃんと国語の授業をしていた

その授業もとても分かりやすくて、面白い

先生のする授業の80分は、いつもあっという間に終わってしまう気がするほどだった


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