雪と涙とアナタと~CASE1~
でもどうしてこの人を私が好きになったのかは、全く分からない

どこが好きなの?と聞かれても、どう答えたら良いか私には分からなかった


ただ、好きになったから


言葉に表すとすると、私はこの言葉しか思い浮かばない

でも『好き』と言う気持ちに、何か理由はなくてはならないのだろうか?


好きだから


好きな理由がそれでも良いのではないのだろうか?

それは“子供だ”と言われるような言葉なのかもしれない

けれど、私は別にそんな軽い気持ちで彼を思っているつもりはなかった

ただそれだけが理由でも、私はアナタを好きな事に変わりはないのだから、私は胸を張ってこう言える


私は宮崎宜雅が好きなんだ


と――――――


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