雪と涙とアナタと~CASE1~
学校を出て、私が向かったのは家だった

家にいったん帰ってから、私は持っている服の中で1番好きな服を持って脱衣所に向かった

リボンをほどいて、カッターシャツのボタンを外していく

スカートを脱ぎ捨てると、私はお風呂場のドアを開けてシャワーに手を伸ばした

蛇口を軽くひねって出てくるのは最初は冷たい水

その冷たさに背筋がビクッとなりつつ、水がお湯に変わるのを私は待った

お湯になった水を肩から順に流していく

一通り流し終えた後、私は髪を洗い始めた

いつも以上に念入りに洗って、リンスをする

リンスを流さない状態で置いたまま、スポンジに石鹸をなじませると、私は泡だてながら自身の体を清めていった

最後にすべて泡を流し終えると、私は浴室を後にした

肩に少し掛かるくらいの髪の毛をドライヤーで乾かして、私は自分の部屋に戻る

机を前に座って、私はメイク道具を出して、鏡に向かった

そうやって精一杯のおしゃれをし終えた頃には、最終の塾の授業が始まった頃だった


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