雪と涙とアナタと~CASE1~
最終の授業日以降、初めて来た塾
今日はいつもの制服とは違う私服姿で、私は先生に会うためだけにやってきた
時刻は9時20分過ぎた頃
自動ドアをくぐって中に入ると、受付にいる責任者の方と事務のお姉さんが私に笑顔を向けた
「こんばんは、亜祐美ちゃん」
「こんばんは」
彼女たちがニッコリ笑うのに笑い返して、私は彼の姿を探した
キョロキョロとあたりを見渡す私に、責任者の方は「宮崎先生?」と尋ねてきた
コクリと首を縦に振って私がその質問に答えると、彼女は外を指さした
「確かさっき、耐えられない!って言って外にタバコ吸いに行ったわよ」
そう言って苦笑する責任者に「ありがとうございます」と頭を下げると、私は再び自動ドアをくぐりぬけて、まだ寒い夜の外へと出ていった
今日はいつもの制服とは違う私服姿で、私は先生に会うためだけにやってきた
時刻は9時20分過ぎた頃
自動ドアをくぐって中に入ると、受付にいる責任者の方と事務のお姉さんが私に笑顔を向けた
「こんばんは、亜祐美ちゃん」
「こんばんは」
彼女たちがニッコリ笑うのに笑い返して、私は彼の姿を探した
キョロキョロとあたりを見渡す私に、責任者の方は「宮崎先生?」と尋ねてきた
コクリと首を縦に振って私がその質問に答えると、彼女は外を指さした
「確かさっき、耐えられない!って言って外にタバコ吸いに行ったわよ」
そう言って苦笑する責任者に「ありがとうございます」と頭を下げると、私は再び自動ドアをくぐりぬけて、まだ寒い夜の外へと出ていった