同じ歩幅で ~恋、してますか~
美知さんはどう思ってくれとるんやろう。
好意を持ってくれてることはわかるけど、どこまでの気持ちなんかわからん。
「美知さん、またこうして一緒に食事してくれます?」
美知さんは、天ぷらを頬張った口を手で恥ずかしそうに押さえて、頷いた。
「もちろんです・・・」
「美知さんと一緒におると、何やわからんけど落ち着くわ」
これが本心。
ほんまに気持ちが穏やかになって、ドキドキしてるのに、それが心地いいんや。
もっと一緒にいたい。
ずっと一緒にいたいと・・・
願ってしまう。