わたしと幼なじみ達
☆姫 story



開いた扉の向こうには…




圭がいた。





「圭…?」

「姫…。」




まさか、圭が来てくれるなんて思わなかった。




「圭〜…。」

「姫!!ごめん。俺なんも気づかなかった!!俺のせいでこんな…。」

「圭のせいじゃない!!」

「青葉の事も…。言ってくれよな…。なんで嘘つくんだよ!!」

「…圭と話せなくなるのは嫌だったから…」

「俺、もう全部知ってるし話せよ?」





あたしは、自分でもビックリするくらい泣きながら話した。




「ごめん…。辛かったよな?」

「…安西さんの告白、なんて答えたの?」




圭は、意地悪な顔になった。




「圭?」

「勝負では2人同時なんだろ?」

「うん…。でも、あたしは、間に合わなかったし安西さんはもう言ったんでしょ?」

「じゃ、今言ってよ。安西の結果知らないならよくね?」

「なっ…///」





なに言ってんの〜!?





「ほら、はやく?」

「イジワル…」

「知らない♪ほら!」

「…き」

「聞こえないよ?」

「圭が大好き!!」




…恥ずかしい!!





「俺も姫が大好き。中学の時からずっと好き。」

「うそ…。」

「姫…」




圭は、あたしを抱きしめてくれて…




キスしてくれた。




< 101 / 106 >

この作品をシェア

pagetop