プレゼント



今でもそれは続いているし


当たり前のようになっている。


「俺今日用事あるからいねーけど、家来ていいから」


昼休みになると圭が辞書を返しに来た。


「…あぁ、うん」



それでもいつか、

当たり前が当たり前じゃなくなって


幼なじみは離れていくのかな、と思った。


少し寂しいような気がするけど、


仕方のないことだと思った。
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