幸せのカケラ



楽しいな。




ドキドキする。





弘樹の笑顔が,こんなにも近くにある。





「やっべえ!俺朝練遅刻かも!」






その時,学校からチャイムが聞こえた。



「やばいじゃん!早く行かなきゃ,先生に怒られちゃうよ」




先生遅刻とか厳しそうだし…





「じゃあ俺ダッシュでいくわ」





そうしないと,間に合わないもんね。




「うん!そうしなよ。」






弘樹にそう言った瞬間…






「…っ」





弘樹の唇が私の唇に重なった。






「じゃーな!」








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