指先からの恋物語




「はい 湿布貼っといたわよ」


「ありがとうございます・・・」






腰にひんやりとした感触



少しづつ あたしの腰の痛みを

和らげてくれているカンジがする






さて これからどうしよっかな




仕事に戻る?


いやいや 戻れないでしょ


こんな腰じゃあ・・・






屋上に行く?


いやいや 屋上の前に


一人で歩けないんだし







じゃあ あたし何してればいいの?



このままベッドで寝てるの?




まぁ それもいいなぁ




どうせ最初はサボりたかったんだもん








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