指先からの恋物語






『これを持ちまして
 学校祭を終わります』




保健室のスピーカーから聞こえる

学校祭を知らせるアナウンス




結局あたし何もしてないし・・・



まぁ いいや♪


なんか サボれた気分だし♪








・・・そろそろ動けるかな?



あたしはそっと上半身を起こす



・・・うん


さっきよりは痛くない



でも ちょっと痛い・・カモ





こうやって起き上がらないと

あたし 家に帰れないじゃん!!




「ンショ・・」


「あら 起き上がれる?」


「はい・・なんとか・・・」




ひえー・・・




やっぱちょっと痛い・・・






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