指先からの恋物語






あたしの気持ちに気づいたのか


先生が車を出そうか?と言ってくれた




そのとき・・・





ガラッ



「あおいー!
 帰るぞー!」




ちょうどいいタイミングで

保健室に現れた優真



その手には あたしの制服の入った

紙袋とあたしの通学用鞄があった




「どうせまだ痛いんだろー?
 俺が送ってやるよ」


「どうやって?」


「・・・俺の
 背中に乗れよ」


「はぁ?
 あたし重いよ?」


「バスケ部をなめんな!」





いいの?


あたし重いんだけど・・・




その前に 優真の背中??





無理無理!!恥ずかしいじゃん///





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