指先からの恋物語
意外な夢
窓の外から野球部の掛け声が聞こえる


教室の中には あたしと多田の

二人だけ・・・




あたしは机に座って窓の外を見つめてる


だんだん赤くなっていく空



こんな空 屋上で見たら

どんだけ気持ちいいんだろう・・・





「おい 葵」


「だから 名前で呼ぶな!」


「いいじゃん それより
 イメージとしてはこんなんでよくね?」




そう言って一枚の紙を渡す




その紙にはこう書かれていた





< 22 / 142 >

この作品をシェア

pagetop