指先からの恋物語





今は下校中


あたしの住んでる町は 住宅地が

とても多い



だから デパートとかは

あんまり行かない




周りには子供達が鬼ごっこをして遊んでいる




あたしの隣にはちゃっかり多田がいる




あたしはさっきのことばかり考えていた




「まだ俺のネイルのこと考えてんのかよ」


「当たり前」


「ちっ 仕方ねぇな
 教えてやるからついて来い」





そういって 今来た道を引き返す


コイツ・・・


どこ連れてくつもりだよ




< 28 / 142 >

この作品をシェア

pagetop