指先からの恋物語
今は下校中
あたしの住んでる町は 住宅地が
とても多い
だから デパートとかは
あんまり行かない
周りには子供達が鬼ごっこをして遊んでいる
あたしの隣にはちゃっかり多田がいる
あたしはさっきのことばかり考えていた
「まだ俺のネイルのこと考えてんのかよ」
「当たり前」
「ちっ 仕方ねぇな
教えてやるからついて来い」
そういって 今来た道を引き返す
コイツ・・・
どこ連れてくつもりだよ