指先からの恋物語



ー現在




「お願い!唯奈!
 あたしと交代して!」


「いくら葵の頼みでも・・・
 あたしもウサ耳はちょっと・・・」






そっそんなぁ・・・





ポンッ



「大丈夫だって!
 葵なら似合うんじゃね?」


「うるせー
 どうせ楽しんでるんでしょ!」


「もち」






あたしの肩に手を置いて

ニコニコしながら話す多田





もう・・・



マジで当日はサボる



誰がなんと言おうと


あたしはサボる!!








あたしは心の奥で強く決心した







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